介護職のためのアンガーマネジメント 安藤俊介
アンガーマネジメントに関する本を借りようとしたのだけれど
軒並み貸し出し中の為、この本が唯一すぐに借りれる状態でした。
「介護職の為」とくぎ打ってますが、
どの職場でも該当するケースをまずは漫画で説明してつかみはOk状態にして、
次に図を使った解説の為非常にわかりやすかったです。職種関係なくお勧め。
例えば欠勤の知らせを電話でするかメールでするか。
個人の受け取り方の感覚の違いなので
「どうしてその連絡を××でしてくるわけ!!!怒」とモヤモヤが生じる。
解決策としてはあくまでも「会社であり組織」なのでミーティング等で
話し合って全員の意思を統一しておくこと。
個人の感情・感覚で行動しない。
介護業界では利用者に対する接し方もバラバラだと
統一感に欠けて質のいいサービスを提供できないことに繋がるから。
サービス業で働いている人には良く分かる例だと思います。
会社で働いている限り「個」を出さない。
とはいえ、やっぱりケースバイケースってあると思うんですけどね。
そこがホント難しいですが、本書の文頭にも
ぱっぱと利用者の口に食事を「押し込む」職員が誉められて
一口一口確認しながら接している職員が「効率が悪い」と
言われて評価が低い…等。
これもホント一人の利用者にかかりっきりになってその後の業務に
差し支えるのなら「押し込み」の方が評価されるだろうし
職員が利用者より多い場合や家族が一対一で接しているのなら
時間をかけて食事をさせる方がいいに決まっている。
そこでモヤモヤが生じるのなら「長」にどのような方針ですか?と
聞いてスタッフの意思統一を図るしかやはり解決策はない模様。
そのミーティングすら成り立たない職場であれば、もう完全に
「終わっている」と私なら思いますけどね。
後は「会社はこういってきているけどそんなことをしていたら回らないから
『私』がそう決めた!!」と「長」に言われたらもう逆らえません。
嫌なら辞めるしかない、そう思います。
まあ、私の場合はその「長」からパワハラ受けて辞めざるを得なかったんですけどね。
個人商店・個人経営規模の職場ってそれがホントどこまで合わせることができるかの
我慢大会だと思う。
自分の怒りを10段階に分け「この怒りは2メモリぐらい?」と客観的に分析する
習慣をつける、という解決法は役に立ちました。
まあ、真剣ぶちぎれているマックス10!!!!!!!!!!!!!の時は
分析もへったくれも無いと思いますが。
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