コロナとがん 中川恵一
・発行時は2020年10月31日(第二波あたり)
・専門は放射線科でがん治療
・コロナばかりが取り上げられて重症患者が出ているように言われているが
そのことによって検診を受ける人間が減ってもっと重篤な症状が見落とされることを
懸念している
・コロナは一時期かもしれないが、がんは長く付き合っていく病気
・小児科の受診数が激減しており本来受けておかないといけないワクチン接種が未接種
=将来そのことが原因で重篤になることを懸念
・日本人及び東南アジア系にコロナの死亡者が少ないのはもしかして「BCG」
のワクチン接種の効果がまだ有効だからかもしれない(あくまでも仮説)
・安全性が確認されている(昔ながらの)ワクチン接種がされておらず、
安全性が不安定なコロナワクチンばかりが先行されている懸念
・新型コロナのワクチンについて言及されているp120~
新型コロナのワクチン開発では、たんぱく質の設計図であるDNAやRNAと呼ばれる遺伝子を用いるなど、これまでにない新しい手法が積極的に用いられています。
しかしどんなに最新のバイオテクノロジーだと言っても異物を体内に入れて免疫を誘導するという仕組みである限り、副反応と呼ばれる人体への悪影響が出る可能性は否定できません。ワクチンの開発が難しいのは、ワクチンが健康な人が数万人から数億人単位で使うものであるがゆえに、一般的な薬以上に高い安全性を求められるためです。
人の体質はそれぞれ違いますから、100人に一人、1000人に1人の副反応でも問題になります。また、そのようなまれに起こる副反応は、なかなかすぐにはわからず、何年も開発が進んでから、初めて判明することも珍しくありません。
p122
新型コロナのパンデミックを鎮静化するために「ワクチンを早く!」という政治家やマスメディア、一般の声が大きくなっています。
しかしワクチンの開発はそれほど簡単ではありません。
ワクチンの開発を急ぐあまり、安全性や効果が置き去りにされる事は避けなければなりません。
p124
そもそも日本人が新型コロナで重症化、死亡する確率はそれほど高くないのです。急ごしらえのワクチンが安全かどうか。そこは慎重になるべきでしょう。
政府は「副反応による健康被害で訴訟が起きた場合について、製薬企業が払う賠償金などを肩代わりする法案を次期国会に提出予定」であり、「重篤な副反応で死亡や障害に至った場合の医療費や障害年金を給付するための立法措置も新たに検討する」とあります。
これはもう、副反応が出ることを前提とした法案としか言いようがありません。
大勢の人がワクチンを接種した場合、副反応による死者は、新型コロナウイルスに感染して亡くなる人よりもずっと多くなるでしょう。
そうならないことを願ってはいるのですが…
・法案を作ると言っていたのに副反応による死者が思ったより多かったので急遽
「副反応で死亡?そんな事実、無いない」と方向転換中(2021年7月の現状)
・政治家が責任を取りたくないので「言った・言わない・聞いていない」と
責任転嫁中の泥仕合ナウ!
・本書には他にも過去のインフルエンザワクチンも開発を断念した例も載っている
(アストラゼネカ、という皮肉)
・日本人は「病気を知ろうとしない」民族である
・「あれ、おかしいな?」と思ったらためらわずに受診を!
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