Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

立て板に泥水 深爪

立て板に泥水 (eロマンス新書)
立て板に泥水 (eロマンス新書)
KADOKAWA
Digital Ebook Purchas

・本作は小学館の『女性セブン』のコラムとして掲載されたもの
・でも、出版は「KADOKAWA」なんだねえ…(大人の事情??????)
・コラム、という事で掲載された時は「旬のネタ」だったのかもしれないけど
このように後からまとめて書籍化した場合「ネタが古すぎ」て全くつまらない。
一篇目は何と「ベッキーの不倫騒動」ですよ…
・またドラマについてもたくさん掲載されていましたが見ていないドラマについて今さら語られてもなあ…
・過去の著作2冊に掲載されていたネタがいくつか見受けられたので「ネタ切れ?」感満載!
・過去二作は持ち味の「シモネタ」8割残り2割は知性、って感じだったのでしょうもなさの中にきらりと光る知性!というギャップが面白かったのに対してこちらは同じテイストでは大人の事情が許さなかったのか知性9割シモネタ1割な感じだったので全く笑えず
逆に「これぐらいの内容だったらわざわざ金を出して読まずともネットに無料で転がっているよな」という感想
・「貴女に求めているのはそこじゃない!」感
・個人的には前作のタイプ=シモネタ満載!の続編を希望!
・以上、ぼろくそに書いたものの最初に「負けました」と思ったのが「まえがき」のこの箇所p8


ところでこの「立て板に泥水」というタイトル。元々は別の題が付く予定だったが、「それだけは勘弁してほしい」と私が懇願して変更していただいた。

なぜなら、そのタイトルには「毒」という文字が入っていたからである。

「毒舌」を自称するのは「美人」を自称するくらい勇気が必要、が持論なので「毒」や「メッタ斬り」と言った文言が入ったタイトルでコラムを書くのは死ぬほど恥ずかしいのだ。それにそんなタイトルを付けたら、読者から毎回「毒」を期待されてしまう。

私はめちゃくちゃ真面目な人間なので「きちんと毒を吐かなきゃ」と毎行に「毒」をぶっこむくらいの事はしてしまうだろう。

「毒」ありきの文章は、一歩間違えればただの悪口になってしまう。

私の場合、確実に3歩くらいは間違える自信があるのでぜひとも避けたいところなのだ。

そこで色々と考えた結果、「立て板に泥水」に決定した。


・「毒」を希望してしまうのは私が既に「毒まみれ」でより強い「毒」でないと満足できない状態なのだと思う。
私は既に10歩は間違えている事、確定!


※密林レビューは「つまらない」とサクッと斬っているのに対して読書メー××は
「ナ×シー関さんに似ている」という指摘が多かった。
そもそも一作目で本人が「ナン×ー関を目指した」ブログを書いたものの受けなかった…という流れがあるのだから当然の事。
それにしても物書きが「××さんに似ている」って言われるのって屈辱だと思うんだけど。
このムラ×ンですら何度名前を変えようがプロフィールを変えようが「あの人だ!」と
分かる人はわかってしまう。それが「個性」であり文章を書く上で大切な要素だと思う。
同じ書くなら「唯一無二」を目指そう!